松原 明の大リーグ

リンスカム投手、調停を回避、2年契約

ジャイアンツの右腕エース、テイム・リンスカム投手は、

年俸調停を回避、2年契約を延長、年俸総額４０００万㌦

（約３０億８０００万円）だ妥結した、と、ＣＢＳは報じています。

２００８，９年、連続サイヤング賞受賞のリンスカムは、流出を

避けたい、ジャイアンツと、水面下の交渉を続けてきましたが、

何とか、あと2年は引き留められました。

本当は、「5年契約、総額1億㌦（約７７０億円）」を提示しましたが、

リンスカムの代理人は拒否。2年契約、２０１４年のＦＡを

目指す方針を伝えた、とも言われます。

年俸２０００万㌦スターの仲間入りしたリンスカム。

昨年は打線の援護がなく、１３勝14敗に終わったものの、

防御率２・７４。２１７イニングで２２０三振を奪った豪腕は

健在。2年後のオフはどうなるのか？今季ジャイアンツは王座に

戻れるのか？故障は起きないか？の疑念も沸いて

きます。

オフの補強もあまりないジャイアンツ。ダイヤモンドバックス

から地区優勝を奪還できるのか、心配です。

了

フィルダー加入の波紋

タイガースはフィルダーが加入して、激震です。

まず、一塁手には、4番のミゲル・カブレラがいます。彼は昨年、

打率・３４４で楽々首位打者、３０本塁打、１０５打点の

大スター。フィルダーを起用すれば他のポジションへ

動かさないといけません。マリナーズ時代は三塁手でした

から、「三塁はやれるよ」と、ＯＫしたそうですが、そうなると、

まだ契約が残るインジ三塁手をどうするのか、も起きて

きます。

もう予想打線が出ていますが、カブレラは3番に上がり、

4番はフィルダー、5番のＤ・ヤング、という豪華パワー打線

です。

これで、Ｖ・マルチネスが予想より早く復帰すれば、打線の

厚みはさらに増します。

フィルダーの獲得争いには、まず、マーリンズが手を挙げ、

ナショナルス、ブルージェイズ、マリナーズ、レンジャーズも

話題になりましたが、どこも「2億ドル」のボロス代理人の

要求に応えられず、古巣のブリュワーズは、最初から

「とてもこの金額では」と、敬遠しており、圏外でした。

フロリダに住まいがあるフィルダーは西には行く気は

なかった、ようです。

「キャンプインまでには決める」の代理人の予言通りに

なりましたが、さて、フィルダーは幸せいっぱいか

どうか？キャンプを見守りましょう。

了

ついにフィルダー、タイガース入り

ついに、最後に残る大物ＦＡ、プリンス・フィルダー一塁手は、

急転タイガース入りです。

ＥＳＰＮ、ＣＢＳ、ＭＬＢコム、などの速報が伝えました。

まだ、タイガースは何もコメントしていませんが、９年間、年俸総額

２億１４００万㌦（約１６４億７８００万円）の巨額サイン、と言われて

います。これは、エンゼルス入りした、アルバート・プーホルス一塁手

の２億４０００万㌦、１０年契約と並ぶ、史上に残る巨額サインに

なりました。

タイガースは先週までは「ウチはフィルダーには参加しない」と、

デーブ・ダンボロウスキーＧＭは高見の見物でしたが、

５番のＶマルチネスＤＨがひざ故障で今季アウト、の異変が起こり、

急転、乗り出したようです。

これには、８２歳のオーナー、ピザ王のマイク・イリッチ氏の

「私が元気なウチにワールド・シリーズのトロフィーを」

の意向が反映した、とも、言われています。

タイガースは、１９８４年、パドレスを破り，王座に着いて以来、２７年間

優勝には無縁でした。昨年もリーグ決定戦まで進みましたが、

レンジャーズに敗れて夢は消えました。

投手３冠王のバーランダー、首位打者カブレラ、と２人の役者が

そろう今こそ，最大のチャンス、と、オーナーは決断したに違い

ありません。

フィルダーの平均年俸は、２３７８万㌦（約１８億３１００万円）。

これで、バーランダー、カブレラと３人の年俸２０００万㌦選手

がそろうタイガース。オーナーは「資金を気にするな！」と

ＧＭにゴー・サインを出したのでしょう。

父・セシルも１９９０年代のタイガースの中心スラッガー。

そのとき、タイガースのクラブハウスへ父に連れられて

毎日、遊んだいた少年が、ついに「故郷に帰る」とは、素晴らしい

ドラマではありませんか。

了

青木外野手、ボーナスいっぱい

ＡＰ通信は２３日、ブリュワーズ入りした青木宣親外野手の契約細部

を明らかにしました。

今季の年俸は１００万㌦、来年は１２５万㌦。３年目のオプションは１５０万㌦

（破棄料２５万㌦）。付属するボーナスは，試合出場が大きな

カギになります。

最大で８１８万７５００㌦を獲得できますが、これは１４０試合以上

先発、１５０試合出場が条件。つまり、公式戦１６２試合中、

ほとんどレギュラーでプレーするほどの活躍をしないと、

これを超えるのは難しい、と思われる付帯条件です。

ライアン・ブラウン左翼手が、薬物使用疑惑で５０試合の

出場停止処分を受けるか、どうか、が運命を左右する重大なポイント

になりそうです。

もし、彼がいなければ，チャンスはグンと広がりますが、処分を

免れれば、青木はよほどの活躍をしないと出番を得るのは大変です。

「それだけ励みになるチャレンジ、と受け止めます」

と言う青木の決心を見ると「必ずやってやる」意欲が

感じられます。

こういうプレッシャーを撥ねのける，青木が見たいものです。

了

クーパースタウンの式典行事決まる

クーパースタウンの殿堂入り記念式典は、今年７月２０日から

４日間、行われますが、その詳細日程が、殿堂からＥメールで

届きました。

今夏は、全米野球記者会投票でレッズのバリー・ラーキン遊撃手が

１人当選、ベテランズ委員会投票で、故ロン・サント三塁手

が選ばれました。

お２人の表彰式（サントさんは未亡人が出席予定）は、

７月２２日（日）殿堂郊外のクラーク・スポーツセンター広場で

午後１時３０分から，約２時間の式典です。

お２人の出身地、シンシナチ、シカゴから数多くのファン、

サポーターが集まるでしょう。

放送界の表彰「フリック賞」は，アナリスト３０年余の

テイム・マッカーバー氏、ライター部門「スピンク賞」は

ボブ・エリオット氏。この２方の式典は、１日早い２１日（土）

午後４時３０分からダブルデー球場で行われます。

これまでは全部一緒の式典でしたが、余りに時間が掛かるため

近年、別個の開催になりました。

２１日は、午後６時からメイン・ストリートをレジェンド（殿堂入りのスター）の

パレードもあります。少年たちへの野球教室は、２０日、

オジー・スミス氏が中心でダブルデー球場で。

この４日間は、全米からファンが集まるので町は大変な賑わい

です。リピーターでないと、とても宿舎は確保できないので、

スポーツ・トラベル社が募集中です。

このツアーは、アバディーン市のホテルとクーパースタウンを

専用バスで往復しています。こうしないと、泊まることができないので

遠方から来るバス・ツアーもこの方式が多いようです。

クーパースタウンでも、このツアーを斡旋しています。

ホームページにアクセスすれば分かります。

了

４４歳のヴィスケール内野手、ＢＪ入り

ホワイトソックスをＦＡになった、オマー・ヴィスケール内野手が

ブルージェイズと１年契約、２４年目の新シーズンへ

スタートを切ります。

ミュージシャン、画家でも才能がある、ヴィスケールですが、

最近は控え内野手でバックアップ・メンバー。しかし、遊撃手で

１１回のゴールド・グラブ賞受賞の守備は、今、引退しても

クーパースタウン野球殿堂入りは確実の名人です。

どんなゴロでも、彼のグラブには吸い込まれるようになり

滅多にエラーしない、その守りは、まさに名人芸です。

昨年はホワイトソックスの控えで５８試合に起用されました。

内野の４つのポジションをこなす天才のプレーが

あと１年、見ることができるのは「良かった！」と

言いたくなります。

４月には４５歳ですが、４９歳のジャミー・モイヤー投手は

ロッキーズ入り。まだ年長者がいるのです。

３０００本安打にはあと１５９本、と迫っていますが、

控えでは、あと２年は掛かるでしょう。

元気で今年も、と祈るのです。

了

４４歳のヴィスケール内野手、ＢＪ入り

ホワイトソックスをＦＡになった、オマー・ヴィスケール内野手が

ブルージェイズと１年契約、２４年目の新シーズンへ

スタートを切ります。

ミュージシャン、画家でも才能がある、ヴィスケールですが、

最近は控え内野手でバックアップ・メンバー。しかし、遊撃手で

１１回のゴールド・グラブ賞受賞の守備は、今、引退しても

クーパースタウン野球殿堂入りは確実の名人です。

どんなゴロでも、彼のグラブには吸い込まれるようになり

滅多にエラーしない、その守りは、まさに名人芸です。

昨年はホワイトソックスの控えで５８試合に起用されました。

内野の４つのポジションをこなす天才のプレーが

あと１年、見ることができるのは「良かった！」と

言いたくなります。

４月には４５歳ですが、４９歳のジャミー・モイヤー投手は

ロッキーズ入り。まだ年長者がいるのです。

３０００本安打にはあと１５９本、と迫っていますが、

控えでは、あと２年は掛かるでしょう。

元気で今年も、と祈るのです。

了

ピンク・ポニー・レストラン

アリゾナ州のキャンプ地、スコッツデールに「ピンク・ポニー・

レストラン」という、野球人が集まる、有名なレストランが

あります。

ジャイアンツのキャンプ地、スコッツデール・スタジアムに近い

北スコッツデール道路に面した場所で、”ピンクの子馬”が店の看板になって

います。

ランチ、デイナーで日曜日は休み。ランチは正午から３時まで。ディナーは

５時から９時まで。ステーキが自慢ですが、広いバーもあります。

自慢は多くの選手から寄付されたメモラビリアの展示。店内ところ狭し、

と飾られた様子は壮観です。

ダルビッシュ投手を応援の帰り、ちょっと寄ることもできます。

スカイ・ハーバー国際空港からも近いスコッツデールです。

今日、アクセス４万回を超えました。無名のブログでは

予想外の成果です。感謝です。

了

３７歳のミルウッド投手、マリナーズ入り

シアトル・マリナーズは、２２日、３７歳のベテランＦＡ、

ケビン・ミルウッド投手とマイナー契約、キャンプ招待選手

でアリゾナへ参加。ローテ入りを目指す、と、ＣＢＳ伝えました。

昨年はヤンキース、レッドソックス、ロッキーズを渡り歩き、

ＦＡになって、引退、とも言われましたが、マリナーズは

「体がＯＫなら、チャンスがあるよ」と、誘ったようです。

マリナーズはヤンキースへ先発のマイケル・ピネダ投手を

交換トレードで出したため、いまは、岩隈の加入で３人までは

確定していますが、４、５人目がまだ未定。

そこで、キャンプ、オープン戦でミルウッドをテストしたい、

意向のようです。昨年ロッキーズでは４勝３敗、防御率３・９８

でした。

マリナーズのエリック・ウェッジ監督は、インディアンス時代

の上司。通算１６３勝、１５年間のキャリアを誇る、

ミルウッドは、これが、最後の舞台ではないでしょうか。

了

 

 

市バスで行けるアリゾナ・キャンプ地

ダルビッシュの入団で、アリゾナへ行く方はどっと増える、

と、思います。

アリゾナ・キャンプは１５球団が集結。グレイター・フィニックス地区

に集まっています。ここは平坦地区なので、観戦にはとても便利です。

ほとんどの地区へは「市バス」で通えるのです。これは、フロリダとは

違う良さです。

フィニックス・ダウンタウンの観光案内所で、情報をゲット。

バスで出かけましょう。

市バス案内所で「バス・ブック」を手に入れるのが第１。

これには、乗り方、時刻表がすべて掲載されており、これさえ

あれば、車を借りなくてもＯＫです。

ただし、レンジャーズの「サープライズ」だけは、バス路線が

ない、のが残念ですが、マリナーズのピオリアは路線があります。

ブリュワーズのメリーベールもＯＫ。

ダウンタウン地区はダッシュという無料の巡回バスが走り、

さらに、スカイハーバー国際空港から東西に延びる「ライト・レイル」

の軽便鉄道が開通。近隣への足には好都合です。

ダイヤモンドバックス（斎藤投手」はテンピから、昨年新設された

「ソルト・リバー」へ移転。ロッキーズと共同使用しています。

（一部新聞にはスコッツデール、とありますが、ここは

ジャイアンツの本拠です）

３月もアリゾナの日差しは強烈。日焼け対策は十分ご注意を。

（帽子、日傘、水は必需品）。

キャンプの詳細な案内は、カクタス・リーグ・コムへアクセスすれば

分かります。（www.cactusleague.com )日程、地図、メンバーが

載っています。

了