松原　明の大リーグ: カナダ野球殿堂に4氏

カナダ野球殿堂（オンタリオ州セントメリー市）は、1月２８日、本年度

の殿堂入り４氏を発表。6月１９日、同殿堂で表彰式典を行うことになりました。

本年度は1月のクーパースタウン野球殿堂入り投票でわずか８票足りずに涙を

飲んだ、ブルージェイズ時代のヒーロー、ロベルト・アロマー二塁手、カナダ・ロンドン市

（オンタリオ州）出身の救援投手、ポール・クォンタリル、カナダ・モントリオール出身

でセネタースをミネソタへ移転、リーグ優勝するチームを築いた、元ツインズ

のオーナー、カルビン・グリウィス氏、さらにカナダ代表の統計家、アラン・ロス氏。

セントメリー市は、別名「石の町」で知られる「ストーン・シテイ」。人口６４００人の

小さい町で、石とともにセメント製造も盛んです。

空港はなく、ロンドン市から車で行くしかありません。またはトロント経由が一番便利です。

ここには「バンクーバー朝日」の日系人メンバーも殿堂入りしています。

グリフィス氏はすでに１９９９年１０月２０日、８７歳で亡くなられましたが、

長男のクラーク氏が代理で受賞式に出席します。

ツインズのホームページで、クラーク氏は「父は故郷の殿堂入りを聞いたら

さぞ喜ぶことでしょう。父の手がけた選手が育ち、2回ワールドシリーズ

で優勝していますから」と、晴れの日を待つ心境を語りました。

もうカナダ野球殿堂はメモラビリアでいっぱい。展示する場所もないほどの

記念品が飾られています。

「図書館も作り、さらに拡充して、ここをカナダのクーパースタウンにしたい」

と、意気込んでいた、カール・クームス館長の姿が目に浮かびます。

ロンドン市（イングランドのロンドン市を模倣して移民が建設した町）も

”森の都”と言われるほどの緑濃い、美しい町。いつか、チャンスがあれば

また訪ねたい、と思っています。

了

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