新球場セントルイス、その１

ワシントンから、セントルイスへ。飛行機で約１時間の旅。

ところが、あいにく、悪いことに、カミナリの季節。到着のころ、

急に空はかき曇り、ゴロゴロの雷音。「しまった」、と思ったが、

何とか、ホテルへたどり着かないことには、仕事になりません。

ダウンタウンの中心地、コンベンション・センター到着と同時に、

ごう然と降り出した雨。その激しいこと。仕方なく、ビルの陰で止むのを

待ちました。何しろ、シカゴ一帯は、夏はカミナリの特産地。

それを、想定して、早めに行く予定だったのに、ワシントン発の便は、

３時間ものディレー。全く不運でした。シカゴ周辺でカミナリ被害で旅程が狂った

のは、再三あります。午後の移動は避けた方が無難です。

セントルイスの空港は、最新式の設備になり、空港全体も

明るく、便利に、ターミナルを移動出来るようになりました。

ここの特徴は、便利な「メトロ・リンク」の電車。空港と、ダウンタウンを

直結しているのです。

空港では、案内に従って歩き、一番外れの乗り場へ。そこの自動販売機で

チケットを買い、乗車します。

降りるとき、何も改札もないので、無賃乗車はできますが、

突然、車内検札があるので、ご注意。ちょうど、検札に出会いましたが、

見渡したところ、みなさん、ちゃんと、チケットは持っています。

当たり前、と言えば、当たり前ですが、万一、検札にひっかかると、

無賃だったら、大変なペナルティに遭います。

空港からダウンタウンへは、わずか２㌦（約２４０円）の安さ。

安全、便利、早い。タクシーでダウンタウンへ行けば、

５０㌦（約６０００円）はかかります。１日、乗り放題で５㌦（約６００円）

券もあります。

ダウンタウンから戻るときは、途中、フォレストパーク駅で線が２つに別れます。

必ず「ロンバート空港」と、明記されている電車に乗って下さい。

車内は、大きなカバンを持つ旅行者にも配慮して、置き場も

あり、乗降のステップも優しい。

早朝から深夜まで運転している「メトロリンク」。セントルイス訪問

には、ぜひ、ご利用下さい。

了